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「そういえばさ、光田は何か真っ暗な場所で言われたか？」
「は？」
何故か光田は本当に訳がわからない顔をしている
「いや、だから此処に来る前に変な真っ暗な場所で目が覚めたじゃん」
「俺は目が覚めたのは雄哉に起こされたからだよ？」
話が噛み合わない
それじゃあなんだ、あの真っ暗な場所で目が覚めたのは俺だけだってことか……変な夢でも見てたのかな
「雄哉、何か変な腕輪付いてるぜ」
光田に言われて右腕を見ると確かに真っ黒な腕輪が付いていた
「俺のは金色だ」
「何で色違うんだ？」
「わかんない、髪の色だったりして」
光田は自分の髪を掴みにっこりと笑う
訳のわからない状況に居るのに何とも気楽なやつだ
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