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「じゃあ、この神隠しに出てくるゲームの世界ってやつも誰かが作ったのかな?」
「そんなの……わかんねえよ」
ズルズルとラーメンを食べながら考える
もし誰かが作ったのだとしたら
普通のゲームと変わらないんだ
だったら
「そういえば、ゲームならクリアとかねえのかな……」
「あ、確かに」
「もしかしたら、そのゲームをクリアしたら皆帰って来たりして!?」
「そうだとしても……どうやって俺達自身が神隠しに会うの?」
バカみたいに都合よく考えていたが、光田の一言により考えが途切れてしまう
だけど、もうそれしか考えられないんだ
「光田、もしこの世界に帰ってこれないとしても、お前はついて来てくれるか?」
何の根拠も無い
「当たり前だろ!!!」
そんな言葉にも光田は笑顔で呟いた
その時
パソコンから今まで聞いた事の無い音楽が鳴り響いた
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