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男達の1人が近寄ってくる。
「俺ら今から飯食って飲み出るんだけど…
お姉さんのいるお店、 何処?」
ミヤはバッグから素早く黄色い名刺を取り出すと男に見せる。
「小杉 ミヤって言います。
良かったら寄って下さいね。」
名刺を受け取り男は目を丸くした。
「ランジェリーパブ 《セクシャル》?
えっ!? ミヤちゃんが下着でいんの?」
驚く男の後ろから連れ達が顔を出し
名刺を確認するとミヤを下から上へ舐めるように眺める。
「もちろん!アタシもランジェリーですょ。
飲み放題もあるのでお試し感覚で是非どうぞ。」
ミヤは口元のえくぼを出して微笑んで見せた。
「あぁ行くよ。 ミヤちゃんだよね。
10時過ぎには顔出すからよろしく。」
そう言って男はミヤの名刺を自分の胸元のポケットに差し込んだのだった。
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