第1章 

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「おはぁょ…。」 《セクシャル》の分厚くて黒い扉を開け店内に入るミヤ。 開店前とあって店の中では着替えをする女の子達で溢れていた。 それぞれが透けまくったスリップを身に付けている。 その透けた中にはショーツのみでトップレスの子もいれば ごくわずかにブラジャーを付けている子もいる。 ブラジャーを付けている子は基本的にお触りは禁止。 ミヤは後者のブラジャーを付けていた。 無論、トップレスでお触りがある方が時給がかなり高い。 しかし、ミヤは好きでもない男達とディープキスをしたり 触られるのがどうしても嫌だった。 怠そうにカウンターの隅で壁に寄りかかりながら座る女の子に近くミヤ。 「理絵、おはょ。マジ酒抜けない…。 つーか、昨日の記憶なくて…。 何かヤバい事あった?」 ミヤが話かけた彼女は友達の町田 理絵(マチダ リエ)19歳。 ミヤが朝まで一緒に飲んでいた1人だ。
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