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「着いたっすよ、ここが風紀室っす」
何か悪いことはしていないはずなのに緊張するぜ…
コンコン
「ただいまっす~」
「戻ったか、で、彼等がか?」
「そうっスよ、あのFの連中を木刀でのした人っすよ~」
あれFダッタノカ―
何かヤバイかもナ―
報復とかないよね!?怖いからね!
「そうか、まぁ一先ず話を聞かせてもらおうか」
「あの…つかぬことを伺いますが御名前は?」
お、俺が気になっていたことをよく言ってくれたな
多分偉い人かと思うがな
「あぁ、忘れていた
俺は上石亮(かみせきりょう)だ、風紀委員長をしている」
「因みに俺は柴井健太っす!副委員長っすよ」
「では、何があったか話して欲しい」
それから俺は見たままのことを話した。
柊は無言のまま質問にうなずくだけだ
「わかった、今回は正当防衛と見なそう
だがやり過ぎには気をつけろ、茜崎」
「……コクン」
終始無言を突き通すとか柊やるな……
かくして俺達は風紀から解放された訳だが…
『はいはーい、これで鬼ごっこは終わりだよ!!
体育館にダッシュしろ、三分間待ってやる』
終わっただと!?
まぁ、いいや、逃げ切れたってことで
「そんじゃ、柊」
「は、はい何でしょうか?」
「ダッシュすんぞ!!」
「は、え?待って下さいよぉぉぉぉぉぉ」
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