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ベッドの上で、くったりした俺に微笑みながら、服の乱れを直すまる。
オイ、コラ、お前。
挿れずに帰る気か。
「いれて」
俺は気怠い下半身をわかりやすく広げてみせた。
「そ、それはあかん!」
「なんでや!」
「なんでって…」
「俺じゃ勃たれへんか」
「…勃ってます」
「ならええやんけ」
「ゴムもってないし…」
「中に出せよ」
「う!え?___あの、僕…」
「どした?」
「すんません。人の身体の中に、出したこと、ないんです…」
「手慣れてる感じやったけど、童貞なん?」
「ちゃいますよっ!いつもゴムの中か、外に出してたんで…」
「優しいんやな」
「そうなんですかね…」
「俺の中に出しても、子供できへんから大丈夫やで」
「それとこれとはなんか意味合いが違うっていうか…」
「なんやぁ!俺がええってゆうてんねから、挿れて出せ!立派になってるやんか、お前のキノコ」
「すばる君、キノコ嫌いやろ?」
「まるのキノコは好きや」
俺はまるの湿った首に左腕を回し、耳に鼻くっつけて話す。
「俺の中で完っ璧な射精してみろや」
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