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ごちゃごちゃ考えとったら、いつの間にか弁当は空になっとって、食べた心地もせえへんからまだ腹はすいている。
内容の薄い冷蔵庫をのぞきこんだら、こないだ退院しはったおばあちゃんがくれたかまぼこを見つけた。
「あ、これなら猫もいけるな」
1センチくらいの厚さに切ったかまぼこを口に放り込んで、端っこのぐじゃってなってるとこをもって一階に降りた。
猫は、もうおらんかった。
すばる君。
気まぐれやったとしても、飽くまで僕を構ってくれませんか?
ホンマに好きになってしまったらしいのです。
どうやら。
「好きやあぁぁぁぁっ!」
思いっきり叫んだから、肛門がゆるんで放屁した。
誰かツッコんでください、ホンマに。
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