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オーナーが去った後、アキラが戻ってきた。
アキラ/やっと客が引いてくれたよ。
そういえば、さっきオーナーと話してたけど何話してたんだ?
桂/ああ、君の事だよ。
アキラ/えっ私かよ!
何を話した!
桂/いや、特に変な事は話してないよ。アキラの接客のスタイルってああなんだって、思っただけで。
アキラ/あ、そうか、取り乱して悪かったな。
桂/いや、別に謝る必要もなかったけど。
アキラ/まあ、いいわ。
さっきの続きやるぞ。
今度は材料管理か。
桂/うん。
彼女から材料管理のやり方を教わった。
もっとも週末の一回だけで良いらしいが。
材料管理のやり方を教わった所でオーナーが入ってきた。
明日香/おい、二人とも昼休憩入っていいぞ。
アキラ/あ、もうそんな時間か。
桂/はい。休憩させていただきます。
アキラ/桂、お前弁当は持ってきてる?
桂/うん、持ってきてるよ。
アキラ/じゃあ一緒に休憩室で食べよう?
桂/うん。
アキラ/でさ、お前は今まで何をやってたの?
桂/何ってまあ、高校卒業したあとは大学には入らず高卒で就職したんだけど、やめちゃってね、それでフリーターだよ。
アキラ/そっか、苦労してるんだね。
私も高卒だよ。大学は受けなかった。まあ、理由は桂と似てるかな。本当は調理師の専門学校に行きたかったんだけど、行けなくて、
そんな時にオーナーにスカウトされたんだよ。
まさか、オーナーも桂と幼馴染だとは思わなかったよ。
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