第一章/たいが~

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桂/はい、なんですか? 明日香/アキラは先にカード切っておけ。 アキラ/はい。 休憩室から出た後、オーナーに言われた。 明日香/お前、彼女の事、どう思ってる? 桂/えっと、アキラの事ですか? 明日香/他に誰がいるんだ? 桂/彼女とは再会して間もないですし、確かにずっと会ってなかった気がしません。 なんか気を使わずに話せますし、幼馴染として、同僚として好きですよ。 明日香/それだけか? 桂/はい、それだけですけど。 明日香/いいか、これはオーナーとしてでは無く、幼馴染のお姉さんとしてアドバイスしておくぞ? 昔からお前の鈍感さは筋金入りだ。 だから、女の子と仲良くなりたいんだったらもっと柔軟に対応しろ。 桂/あ、はい。 明日香/分かったなら戻っていい。 桂/はい。 明日香姉さん有難う。 明日香/ああ。 俺はタイムカードを切り、男性用更衣室で着替えた後、彼女に会った。 アキラ/桂、さっきオーナーに呼ばれてたけど何かあったのか? 桂/まあ、仕事の引き継ぎ内容を伝えてたんだよ。 (アキラの事でとは言えないのでごまかしておいた。) アキラ/ああ、そうか。 一緒に帰ろう? 桂/あ、うん。帰ろうか。 こうして俺たちは一緒に帰ったが意外にも彼女の家が俺が住んでるアパートの近くだったが、場所は流石に聞けなかった。 アキラ/じゃ、明日は休みなんだから、くるんじないぞ? 桂/いや、流石に間違えないから。 アキラ/じゃ、お疲れ。 桂/じゃ、またたいが~で。 アキラ/ああ。 こうして彼女とは別れたが、次の日こうなるとは思わなかった。 第一章、完
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