第一章/たいが~

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明日香/まあ、挨拶はその辺にしておいて、夜空と杏子は持ち場に戻っていいよ。 夜空&杏子/はい。 明日香/アキラ、注文いいか? アキラ/あ、ああ。 明日香/コーヒーでいいか? 桂/うん。 明日香/じゃあコーヒー二つな。 アキラ/ああ。すぐ持ってくるよ。 桂/明日香姉さん、彼女っていつもああいう口調なの? 明日香/ああ、なんだ桂。アキラの事が気になるのか? 桂/ま、まあそれなりにはなんか彼女を見てると懐かしい感じがしてさ。 明日香/そうか、それで本題に入るが、桂。単刀直入に言うけどお前、ここで働く気はないか? 桂/えっここで?だけど男だよ? 明日香/ああ。接客をしろとは言ってない。 お前に頼みたい業務は裏方だ。 まあ特には材料管理や食器洗い、簡単な調理だ。 桂/でも、調理師の資格はないよ? 明日香/言い方が悪かったな。 調理はまあフルーツを切ったりするだけだ。資格はいらない。 桂/そうなんだ。 明日香/お前今、バイトはやってるのか? 桂/ついこの間、人件費削減でクビになっちゃってね。 明日香/そうか、なら考えてみてくれないか? 男手が無くて困ってるんだ。 桂/考えるも何も明日香姉さんの頼みだし、ちょうど新しい職を探してたから。 俺、ここで働くよ。最初は足引っ張っちゃうかもしれないけどよろしくお願いします。 明日香/ああ、急で悪いが明後日から入れるか? 桂/うん大丈夫だけど仕事は何時から? 明日香/ああ、悪い。肝心なところを伝えてなかったな。 10:00~20:00までで休憩が昼と夕方合わせて90分だ。 それで週休2日制でシフト制だが休みが不定期になるかもしれないが、 やってくれるか? 桂/うん、俺やるよ。 明日香/そうか、ありがとう。
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