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そして初出勤の朝。
俺は早めに家を出た。
電車を使い帝葉原の駅に着くと、アキラさんに声をかけられた。
アキラ/よう、桂じゃないか、
お前も出勤か?
桂/アキラさんでしたっけ?
アキラ/お前なに言ってるんだ?
私たちそんな間柄じゃないだろ?
堅っ苦しいのは無しにしよう。
アキラさんはフレンドリーというか悪く言うと馴れ馴れしいというか、まあ悪い人ではなさそうだけれど。
桂/でも、知り合ったばかりですし。
アキラ/ハァ?お前本気で言ってるのか、どうしちまったんだよ。
私だよ、雛跟アキラだよ!
桂/そう、言われましても、あ、店につきましたね。じゃあオーナーに挨拶しなきゃいけないんでまた、後で。
アキラ/私を無視とはいい度胸してやがんな。後でヤキ入れてやんよ!
一方、店内では。
杏子/そういえば、今日からなんですよね?彼。
明日香/ああ。
夜空/アキラ、張り切ってましたよ。
明日香/ああ、偶然の再会って奴だからな。
まあ、私もそうだったが、私よりも間が空いてたらしいしな。
夜空/オーナーも彼とは幼馴染なんですよね。でも、彼女とは雇う前には面識はなかったんですか?
ああそうだ。私がスカウトした。
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