1章真夜中の烈戦

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「ふぅ………どうやら、俺達だけで守り切れたみたいだな。」 周囲にもう魔物達がいない事を確認した後、ジャスティスは言った。 周りの騎士達は息を切らして地面に座り込んでしまっている。 「第一派は防ぎ切れた……が、第二派もこうたやすくいけばいいがな。」 ジャスティスの隣について言ったのは、先程指揮をとっていた小隊長だった。 「お前は集団戦闘にずいぶん戦い慣れていたようだが……。」 「アリットでは日常茶飯だったからな……って、あぁ!アンタ!」 小隊長の顔を見るなり、ジャスティスが声をあげてその顔を指差した。
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