2章覚醒

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「くっ!しまっ……。」 「邪魔。」 咄嗟に斬ろうと振り返った瞬間、リナの飛び蹴りがメルに襲い掛かっていた魔物を吹っ飛ばした。 「サンキュー!」 「いえ……。」 その少し離れた所で、凄まじい剣技を持つエルクが戦っていた。 「烈空破!」 エルクが長剣を振る、と、凄まじい剣圧が衝撃波となって、近くにあった木ごと魔物を吹き飛ばす。 さらに飛び掛かってきたゼアーキャットを殴り飛ばす、と、その細い腕に似合わない怪力でその体を粉砕してしまう。 「これ以上は不利だ、後退しながら後ろの小隊と合流する!!」
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