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この力さえあれば俺は無敵……無敵だ!
そんな考えが、ジャスティスの頭の中を駆け巡っていた……どんな者にすら負ける気がしなかった。
それこそ、あの時のグールにも。
それこそ、あの魔物の群れにも。
それこそ、メルにも……。
姫にも……。
昔の仲間達にも……。
「はははっ!ははははっ!ははっ、はは……は……。」
笑っていて……ふと……ジャスティスの笑みが消えた。
自分は何を考えていたのか……何を〝敵〟と見ていたのか、解らなくなっていた。
「ジャスティス、ねぇジャスティス!」
「あ………メル?」
「大丈夫?」
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