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今日は高校二年生の
夏休みの始まりとなる終業式。
私はいつも通り6時に起きて、
洗面所へと向かった。
『誰かいる部屋』と
『誰もいない部屋』を横目に見るなり
私はすぐさま顔を濡らした。
やりきれなさを拭えない
この苛立ちをどうしてくれようか。
タオルを洗濯カゴに投げ入れた。
ダイニングテーブルのパンを
手にとって口へ運ぶ。
無味。
味なしロールパンに
ジャムを付ける気力もない。
無気力。
食べたくもないものを
無理やり押し込むのは得意だ。
私は私に買われたロールパンを
哀れだとさえ思った。
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