ケンイチ

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老朽化した二階建てのモルタルアパート。 その日当たりの悪い一階の角部屋が親子の棲家だった。 母親は無職だった。 親子は母子家庭に政府が支給する生活保護費で生活していた。 もとより母親にとってケンイチはその保護費を受け取る為だけの存在に過ぎなかった。
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