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「どうよ?」
『ま、こっちもなんとか。お前が抜けた穴はでっかいけどな』
「あはは。私もわちゃわちゃしっぱなし。あんたの存在のでかさを実感中」
『たまには帰って来いよ?』
「うん……」
帰る勇気は今の私にはまだない。
彼との思い出の詰まったあの場所に笑って立てるほど大人じゃないんだと、気付かされたから。
『後悔、してるんか?あいつと別れた事』
「さぁ。どーなんかな?」
電話越しに聞こえる元相棒の声は優しかった。
『ま、いつでも帰ってきたらええは。
明日も早いんやろ?今日は寝とき』
「ありがとう。おやすみ」
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