旧友

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財団法人 先端医療ラボラトリーの研究員、加藤時生 は身柄の拘束を解かれ、 警視庁捜査員たちは、その背中を苦々しい顔で見送った。 まったく物証が出なかった。 二人も変死を遂げ、その2件とも、この加藤が口論した相手だ。 すぐそばにいたのに、複数の目撃者がいるのにもかかわらず、 その目撃者たちは、加藤が被害者に指一本触れていない事を証明している。
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