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梨央は大森中央署で、現実の事件と、いま越智姉弟のサイトで起きている騒ぎの相関を、文章にして捜査班に手渡した。
「わざわざご苦労さん。子供の相手が?お得意なのかな?」
西原班長は嫌味ともとれる態度で、梨央からメモリーとプリントを受け取る。
「いや、得意な訳ではありませんが・・・人徳でしょうかね?」
おどけて返す梨央。
「あははは!面白い女だねあんた・・・ありがとう。助かる」
最後は素直に頭を下げ、西原 悦子は刑事部屋に戻った。
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