chapter1 かごめかごめ

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沈みゆく陽も、人の夢も、儚いから美しい。 黄昏(たそがれ)色の空を眺めながら、僕は、1人の少女のことを思い出していた。 どんな願いでも叶えられる姫は、願いを胸に抱いたままこの世を去った。 あれからもう十年経ったけど、彼女は僕達の笑顔を望んでくれているのだろうか。
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