気まぐれ猫くんとお世話係ちゃん

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キーンコーンカーンコーン

「それじゃあ出席をとるぞー」

そう言っていつも担任は次々と生徒の名前を呼びはじめる。

毎日、毎日同じことの繰り返し。

私はそれなりに勉強もできるし

友達もいる。

恋愛だって人並みにしてきてる。

顔だって可愛いほう…だと思う…

だけど毎日がつまらない。

毎日、毎日同じことの繰り返し。

「 一ノ瀬 おい… 一ノ瀬結衣！！」

そう言い担任は結衣を睨んでいる。

「あ、 はい…」

「名前を呼ばれたらすぐ返事をする！ わかったか？」

「すみません」

結衣は悪いと思っていないが

申し訳ないふりをする。

「まあいい。 気をつけろよ」

担任は満足そうに次の生徒の名前を呼びはじめる。