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ーーーーー職員室ーーーーー
「ちょっと!!そんな話し私は聞いていません。他の人にしてください」
職員室で大声を出しながら担任を睨みつける。
「まあ…落ち着け…一ノ瀬」
担任はコーヒーを片手に笑いながらいう。
「絶対お世話係なんかやりませんから」
お世話係なんて面倒くさいことなんてやる気はない。
しかし…
「なあ…一ノ瀬… お前バイトしてるよな?」
「なっ!!」
そう。結衣は学校に内緒で居酒屋のバイトをしている。もちろん学校の先生なんかにバレたら停学だ。
「もしお前が、高宮のお世話係をしてくれるっていうなら、他の先生達にバイトの件内緒にしてやってもいいけど… どうする?」
担任は不気味に笑いながら小声で結衣につぶやく。
「はい!喜んで高宮真一のお世話係やらせてもらいます」
満面の苦笑いでそう答えた。
それから、私のつまらない日常生活が非日常に変わっていった
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