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『汝 己の 痛み を 示せ
さすれば 痛みと ともに 力 を 還そう』
この言葉は全てのプレイヤーに問いかけられる言葉である。そしてフラッシュバックするようにいくつもの思い出や思考、痛みや喜びが体全体に駆け巡り、そこから1つの言葉が生まれる。
それをこの世界では『神託』と呼び、プレイヤー一個人の全てを表す言葉だとされている。
言葉はどこか叙述的で、詩的なものが多く、そして奇妙なことにプレイヤーが望む力とは全く異なるものを与えられる。
それが『汝の痛み』の集約されたものなのか、それともこの世界で唯一無二の個性は『自身のトラウマ』に他ならないのか。
2つとして同じものがないとされる神託は、プレイヤーの『罪』なのか『罰』なのか、それとも犠牲の上に作られた『救済』というものなのか。
どちらにせよ発現に痛みを伴う力はまるで、行き過ぎた力の末路のようにさえ見えて仕方ない。
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