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そこにはなんと、俺の幼馴染の超絶美少年悠君が!死ねばいいのに!
「死ねばいいのに!」
「いきなりひどっ!」
「おっとすまん、つい」
口に出てしまっていた。
「つい、って・・・あ、そんな事より遅刻しちゃうよ!急ごう!」
「りょーかい」
軽く冗談をいいつつ家のドアを開けて外へ出る。
流れていく景色を横目に、悠と軽口を叩きながら駆けていく。
「まったくもう、なんで寝坊なんて、したのさ?めずら、しいね!」
「俺愛用の、目覚まし時計が、ご機嫌斜め、だったんだよ!」
息を切らせながら走ること約十分。学校に到着。急いで靴を履き替えて、階段をダッシュ。2回の一番手前、3組が俺らのクラスだ。
ガララッ
「「セーフ!」」
談笑していたクラスメイト達がビクッとするが、無視して窓側の後ろの席に走る。タイミングよくチャイムがなり、座っていた担任が立ち上がる。
「アウト」
「ぬぅおおおぅ!!?」
「ああ、やっぱり遅刻かぁ・・・はぁ。」
順に担任、俺、悠である。
なんと無慈悲な一言。くそう、これもまた奴らの陰謀か!
・・・ちくせう。
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