第一章 プロポーズ
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「もしかしてって思い切り寝てたわアホ。 とりあえず明日の店の予約取れたから安心しろ!」 「えっ、マジで!?やったー、今年もあの店で記念日祝えるんや!」 「ハハ、ほんま沙知は大袈裟やな」 俺は笑いながら沙知の頭をクシャクシャと撫でて立ち上がる。 「どこいくん?」 さっきまで枕にしていたクッションを抱えて俺に質問する沙知。
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