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砲身がこっちを向く。
旧い木の下。
赤い発射炎。
そして失われた右目。
仲間。
「マック、久し振りだな…」
「お前はそこのホワイトハウスにでも住み着いてたか?」
ジョニーが笑いながら涙を流す。
まるで榴弾の爆発した跡自体が「マック」であるようだった。
「花でも持ってきた方が良かったか?」
「あいつは花よりもこいつが欲しいはずさ」
バレッタM9の弾倉を空にして、空に向けて空砲を撃った。
「それもそうだな…」
ジョニーもそれに従い、M92Fの空砲を放った。
「ちょっと騒がし過ぎる葬式だな」
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