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「よぅブルーノ! 朝のランニングは気持ち良いだろぅ!」
「…バルトロメオ。 ランニングじゃないぞ」
「お前は相変わらず眠そうだなぁ。 朝起きたら顔洗え~。 そしたら目が覚めるぞ~」
妙に間延びした声が眠気を増幅させる。
「わかったわかった。 明日からそうする…」
―――こいつの声を聞いていれば戦闘中だって眠れそうだ…
「じゃあ頑張れよ~」
そう言って兵舎に戻って行った。
あれが相棒だからな…
食堂にはもう基地中の人員でごった返していた。
本当はこれが全員ではないが、そこはいい。
「ブルーノ! お前のパスタはもう無いぞ!」
「マジかよ…キープしてくれたって損はしないぞファウスト…」
「頼まれてないからな~」
「恨むぜ」
代わりにパンとチーズを受け取り、ポットから紅茶をコップに注ぎ適当な席につく。
「ブルーノ! 中佐様のお叱りはどうだった!」
「金玉が縮み上がる感じだ」
「それはてぇへんだ! 元に戻ったか?」
「たったいま戻ったよ」
下ネタを振ったことに後悔するのだった。
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