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「トスカーナ陸軍基地の諸君! 今朝の朝会で話した通り、昼には演習を行う!」
スピーカーから聞こえる中佐の声に不審を感じる。
「演習? そんなの聞いて無いぞ?」
「お前はランニングしてたからなぁ」
いつの間にか隣りにはバルトロメオがいた。
「予定になかったじゃないか」
「上にやれとごり押しされたらしいなぁ」
「諸君はその準備を行いたまえ!」
「演習かぁ~」
面倒くせぇなぁ。
最近の軍隊の演習にはエアガンや電動ガンを用いられる。
要するにサバイバルゲームだ。
「俺のM82が火を吹くぜ」
「ガスガンだろぅ?」
「まあ、な…」
「それに言い方が卑猥ね」
「おぅ! ソフィア! 我らがトスカーナ陸軍基地の花!」
「よしなさい。 私達は偵察でしょ? 狙撃銃必要?」
ソフィアがM82を指差して問う。
「…なんとも言えない」
「別に良いじゃないかぁ」
「ま、いいけど」
「いざとなったら使いやすいんだぞ」
「でも重いじゃない」
G36のレプリカの弾倉にBB弾を注ぎ入れた。
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