第1話

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わたし、かれこれ走り始めて5年ほどになります。 きっかけは健康診断でお医者さんの問診。 「定期的に有酸素運動はされていますか?」 「いや何もしていません・・・」 そう、運動不足を自覚する事はそれまでに多数ありました。 あまりに体を動かしていなかったので体が固くなってしまい、ラジオ体操も筋を違えてしまうのではないかと思うほどの体になっていました。 肩のもおかしくなっていてゴムボールも投げられない。(まさかの●0肩?) ちょっと体を動かしてみよう! 軽くジョギングですかね。 と思い近所の公園周りを走ってみることにしました。 が・・・ キツくて走れなくなるどころか 300m程度で膝と股関節が痛くて 足を引きずるようになってしまいました。 これ以上走ると歩けなくなりそうなので 徒歩で帰宅。 それが記念すべき初めてのジョギングのスタートとなりました。 もちろん恥ずかしいので家族には内緒です。 家に帰って、あまり汗もかいていないので着ていったTシャツと短パンは洗濯物の奥の方に突っ込んで何もなかったかのように1日めは終了しました。 翌週 膝の痛みも薄れてきたのでジョギング再チャレンジ。 前回の反省点を確認してみます。 公園の周りには結構キツイアップダウンがあったのですが、そんな事は気にせずガンガン登って走り降りていました。 なんせ300mしか走りませんでしたから・・・ おそらく走り降りるときに大股で力強く、アスリートにもなったつもりで走っていました。一発で膝と股関節痛くしますよね。 硬いアスファルトの道路ですもんね。 出来るだけアップダウンのないルートを選んでみました。 前回通った公園の外周ルートは避けて坂の手前で公園の中を突っ切る事にしました。 砂地で人の通りも多いのですがここはスピードをあげずにゆっくりと走ります。 自転車や人の通りがあるときにはむしろ歩きます。 神社の前も人の通りが多い場合は歩くようにします。 こうして難関をクリアしてようやく1.3kmある公園の周りを1周走る事ができました。 しかし、2周めに入ろうとしたところで先週の古傷が傷んでしまい あえなくリタイヤとなりました。
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