第2話

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「で、私と颯人が狩りですか」 ライフルを肩に担いだキルリがた め息を吐きながら…山を登って行 く。 「俺はこっちの方が好きだな あっ…」 「あっ…熊」 いきなり熊に遭遇してしまうのだ った。が、かなりの手練れと元軍 人のペアだ。引くわけがない。 普通なら荷物を置いて逃げろが常 識なのだが…今の現状を言うなら 、キルリは嬉しそうに笑い、颯人 先生は獲物に狙いを定めたハンタ ーの様な顔をしている。 似た者夫婦とはよく言ったもので 、熊=食材に変換されたのだ。 「颯人…熊の肉は美味しいらしい ですよ」 「へぇ…じゃあ、持って帰らない と」 ライフルを躊躇いなく構えたキル リが言えば、颯人先生も手にナイ フを持つ。 熊は何も知らずに2人に突っ込ん ですぐだった。 音を立てて倒れたのだ。 熊の脳天にライフルの貫通跡、胸 にナイフが刺さっていた。 「食材ゲットですね」 「これで帰れるね」 熊からナイフを抜いて、颯人先生 がしまってすぐ、応援で来たハブ メルとシロに熊を見せれば、唖然 とされるのだった。
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