第1話

2/8
前へ
/28ページ
次へ
夏。 本格的に始まった夏。 キルリはこの日、簡単に手荷物を まとめていた。 理由は、届いた屋敷の大掃除を知 らせる手紙だ。 「キールリ♪ 何してるの?」 そんなキルリに背後から話しかけ たのは、キルリの旦那の來紋颯人 先生だ。 「実家から人手が欲しいと手紙が 来ましたので、颯人には悪いので すが、しばらく実k「俺も行く」… はい?」 キルリの言葉を遮った颯人先生の 言葉に疑問を口にした。 「でも、颯人 夏の補講は?」 「終わった」 「えっ…でも、あの 生徒の勉強会のがあるのでは?」 「愁兎に任せる」 「だ、ダメですよ!! 子郷先生、忙しいんですから!; 」 「キルリいないと寂しいからヤダ 」 「~っ、もぅ/// わかった…1週間ずらすから… 授業やってくれる?」 結局キルリが折れ、出発は1週間 後となったのだった。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加