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~~カサイ視点~~
「おはようございます。カサイ君。どうぞ」
「ありがとうございます」
ルビアさんから湯気のたっている紅茶を受け取り、一口すする。
軍で治療を受けていた俺はすっかり眠ってしまった。
サイン貰いたい。
「あれ。俺名前言いましたっけ?」
「ギルドカードを拝借させていただきました。ギルド長の報告も兼ねて」
「そうなんですか。ありがとうございます」
ルビアさんはフッと笑い明るい笑顔を見せる。
「私は自分の仕事をしたまでですよ。あなたを助けたことも含めてね。それで、カサイ君はなにを知りたいのですか?」
「入るぞ」
ノックもなしに入ってきた王冠を被った男。
「ジェド。ノックをして下さいと何度言ったら分かるのですか」
呆れたように言うルビアさんの反応に対して、王冠の男は口角を吊り上げる。
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