匂へども
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俺は言われた通りに一般の入り口へと向かった。 すると後ろで騒ぎ声が聞こえた。 「さ、『三貴子』の皆さんだ!!」 それと共に沸き上がる歓声。 さんきしって…確かさっきの… 「ねえ、君が菊理 未殊?」 いきなり名前を呼ばれ、驚きつつも後ろを振り返った。
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