歓迎会

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寝てた俺を起こしに来てくれた新名と一緒に共同リビングに向かう。 階段を降りている途中で少々遅いのを心配した凉峰が階段を上がろうとしているところに遭遇した。 「あぁ、やっと来た。皆待ってるよ」 「司チャン寝てたんもん。ネ、司チャン」 「新名、僕はお前には話かけていない。あと、なに馴れ馴れしく司チャンなんて呼んでるの!!ってか寝てた!?寝顔見たの!?ズルい!あぁー!やっぱり自分で行けば良かった!!」 そっちかよ。でも、新名の扱いはやっぱりこうなんだな。 「いや、俺、新名に蹴りいれちゃったんで、来ない方が良かったと思いますけどね」 「蹴り?ご褒美だね」 変態だ……っ!! これは引いて良いところだよな。 「ん?あれ?今、それのこと新名って呼んだ?」 「え?あぁ」 「じゃあ、僕のことも凉峰で良いよ。新名だけズルい」 この人の観点よくわからねぇ。でも、まぁ、呼び捨てにしていいならそんでいっか。 「じゃあ、凉峰」 「ふへっ……いや、失礼。ニヤケちゃった」 「…………」 「桐チャン、司チャンにめっちゃ引かれてる。さっきからめっちゃ引かれてる」 代弁ありがとう。格安に釣られたけど、スゴく大丈夫な気がしないところだ。 まだ会っていない住人が常識人とかまともな人が居ることを願うしかない。
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