インテリジェンス

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「それで、おバカな郁未君はどうして急にそんなこと聞いてきたのかな?」 人を小馬鹿にしたような言い方で聞いてくる。買ってきたものを一先ず冷蔵庫に突っ込んだのか、俺の居るソファへと腰を下ろしながら。 そして、さも当然のように俺の隣に座る。こっちくんな。 「いや、どれぐらい頭良いのかと思って?俺どうせ?おバカだし?」 皮肉には皮肉で返す。なんか本当、イラっとするわぁ。 「どのぐらいねぇ……郁未が思ってる程良くないよ、って答えておこうかな」 「これだから。馬鹿ははぐらかせると思ってんだろ?」 「うーん……否定はしない」 「それはそれで腹立つな。否定しろよ」 「あれー?郁未君オコー?オコなのー?」 マジでキレるぞこいつ……!
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