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俺はお茶を見ながら会話をしていたので気づかなかったが、フッと顔を上げたら、涼峰こちらをジッと見ていた。 「ふーん……綺麗な金髪だね?染めてるの?」 「あ、いや」 「地毛?綺麗だね、ロングヘア似合う男子ってスゴいね。人のこと言える短さじゃないけどさ。あれ?眼、少し赤い?充血とかじゃなくて黒目のとこ、カラコン?」 「祖父がどっか外国の人で」 「なるほど」 「小学生ぐらいのときはよく同級生に馬鹿にされましたよ、髪も目も」 「日本じゃ珍しいもんね。子供なんかは自分達と違うものはハッキリ変だって言っちゃうしね。正直だからこそ困り者だね」 幼い頃から自分の髪の色も目の色もあまり好きじゃない。幼い頃傷ついたものは早々治るものではないらしい。
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