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「…はっ。わざと外してやったと言うのに!」
三下な台詞を吐きながらもう一度拾った枝を投げると、また簡単に避けられる。
しかも、ドヤ顔で此方を見ながら避ける。
ウザい!
「あ゛!?もうッッ!!死ねェェ!」
頭に血が昇りやすい体質なんだ!
反省はしてる!後悔もしている!
一応土下座もしている…。
目の前にはイケメンもいる。
イケメンと言っても、「あ、あの人かっこよく無い~?」程度では無い。
イケメンだ。近寄りがたいオーラを放つ世界遺産に登録されるのでは無いかと言うイケメン。
誰もが夢見る細身の高身長のイケメン…!
あぁ…。あまり見ていると涙が出てくる…。
俺は、そのイケメン青年に向かって土下座をしている。
相手がイケメンだけに悔しくはない。
──説明しよう。この状況を。
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