その1 神と僕の異世界転生

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「…はっ。わざと外してやったと言うのに!」 三下な台詞を吐きながらもう一度拾った枝を投げると、また簡単に避けられる。 しかも、ドヤ顔で此方を見ながら避ける。 ウザい! 「あ゛!?もうッッ!!死ねェェ!」 頭に血が昇りやすい体質なんだ! 反省はしてる!後悔もしている! 一応土下座もしている…。 目の前にはイケメンもいる。 イケメンと言っても、「あ、あの人かっこよく無い~?」程度では無い。 イケメンだ。近寄りがたいオーラを放つ世界遺産に登録されるのでは無いかと言うイケメン。 誰もが夢見る細身の高身長のイケメン…! あぁ…。あまり見ていると涙が出てくる…。 俺は、そのイケメン青年に向かって土下座をしている。 相手がイケメンだけに悔しくはない。 ──説明しよう。この状況を。
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