その1 神と僕の異世界転生

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…… … 暗転 それは唐突に起こり、自分ですらも解からないうちに終わっていた。 痛みはない 寒くも、暖かくも 何も見えないし、何も聞こえない。 まるで無 そして広がる白 白 白… これは色なのか?それとも光なのか。 それとも、只の無…? 長い長い間、俺は白だけを見てきた気がする。 いや、以外と短いのかも知れない。 「あ。居た居た」 突然、困惑する俺にかけられたその短い言葉。 しかし今の俺に安心感を感じさせるには充分な要素だった。 ─良かった。ここにも人がいた。 しかも、言葉が通じる。同じ言語を話す人間だ。 しかし、だんだんと近づいてきた声をかけてきた本人はと言うと。 俺の顔を見るなり、 「あ、あれ…?こんなハズじゃ…!」 …当人も酷く困惑していたようだ。
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