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光の中に溶け込むように、真っ白な少女は美しくまるで天使の様で…
少なくとも、今の俺にはそう見えていた訳なのだが…、
「残念でした~!ぶぶ~。実は神様なのです。あらビックリ!!」
は?
何故か心を読まれ、一人で勝手に話が進んでいくその少女の姿をした不思議な存在の名前は…
「かみ…?紙さま?」
「うわ…、激しくムカつくこの少年。紙、じゃなくて普通神でしょ!神様なの!この世界の!」
神様?
かみさま…
全知全能の…神?
厨2病全快じゃんか。
しかも、相手は真顔で。
「神様なの!この世界の!」
ってか。
神様とか…!
ぶッ
何故だかツボにハマった思わず俺は笑い声をあげた。
さっきは響かなかった声が、この白い空間では良く通る。
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