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「ふぅ………」
夕飯は美味かった。鶏肉を串に刺して焼いたものや、炊いた米をついて棒にくっつけ、甘辛いタレを付けて焼いたのが好きだ。揚げ物も良かったな。しかし、少し身体が煙くさい。
「帝。お風呂に入りたい。」
「そうですね。……音夜さん、お風呂に案内していただけませんか?」
「ん?あぁ。じゃあ俺も一緒に行こうかな。」
すぐに移動し、薄手のタオルを買った。腰に巻くにはこの長さが最適との事。帝に抱えられて浴場へ。
ガラッ
「「「ウホッ、イイ男」」少年」
「従者×御曹司ktkr!センサーが発動して、こいつらから貞操を守りながら待ってた甲斐があった!ひゃっはーーー!」
「「「…………………え?」」」
いきなりの事に俺たちが絶句していると、
「なんだ…お前、ショタコンの気があったのか?」
「まぁな……最近は無知なショタを自分の好みに育てたりするのも良いと思ってる。必ずイイ男になるぞ。」
「なるほど……将来に賭けるのも悪くないな。だが、俺はあそこの白髪の男が良い。色素が薄くて、身体が綺麗に染まりそうだ。」
「俺はそっちのガタイの良いのが欲しい。やっぱり男はガチムチだろ!?」
「あの体型からすると、下のもかなりデカイんだろうな……だって通常時の今でさえタオルから少し……とすると、あの子………はっ!なかなかやりおるな従者……!そのテクニックが知りたい!」
「なんだ、目当てが全員違うなら話し合いの必要は無いな。」
その後、シュッ!という音の後、帝が急に動いた。
「帝くん!そいつらに背後を取られたらおしまいだ!絶対に背中を向けるな!」
「はい!………っく……なんなんだこいつら………無駄に速い!」
「ハハハハハ!俺たちはイイ男をいただくまでは絶対に諦めんぞ!」
「そこのイイ男!大人しくそのショタを渡すんだ!」
浴場で、何をしているのか。と問えば、100%追いかけっこだ。しかし、レベルが違う。しかし、俺は見えていないので、三半規管がやられそうになっている。耳鳴りがして、クラクラしてきた。
「マスターに………触るなぁぁぁぁぁぁ!」
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