お助け！スライム様！

スライム！

俺は、寝ていた。

「うーん……むにゃむにゃ……スライム…柔らかくてぽにょぽにょの理想的なフォルム………あぁ……飼いたい……」

補足すると、俺の大好きなMyルームで、だ。Myルームは全体的に青系でまとめられていて、いたるところに水色の丸い形がある。言わずもがなスライムだ。

俺はスライムが大好きだ！みなさんは雑魚キャラだとか言うが、あんなにRPGの世界で知れ渡っているキャラはスライムとかゴブリンくらいだろう？

そして、スライムは透明で、ぽにょぽにょで、触ると癒されそうじゃないか！あの体、丸みを帯び、重力に従って潰れかけたあのフォルム！素晴らしい！あんなのは現実世界にいないとは分かっていながらも、雨の日とかはつい道端を探してしまう。

……要するに、俺はスライムに対して人とは大きく違った価値観を持つ。それくらい分かってるさ！某竜退治のゲームが流行った時なんか、スライムについて熱く語って友達が半分に減ったからな！………でも、あのゲームのスライムはスライムっぽくないよな…と思う。

……まぁ、肉まんになって発売された時の衝撃は半端なかったが。

閑話休題。俺はとにかく、本物のスライムを触って、撫でて、飼って、仲良くなりたい！

…それだけだ。