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永久 何っ!?
貫 ふっ、ふっ、ふっ、俺のわなにまんまとかかったな。さっさと出て行きやがれッ!
永久 ちっ・・・
永久 窓から逃げていく
貫 ふう・・・
律 先生、かっこいい
貫 ほれるなよ
律 生理的に無理
貫 そうか
律 それ、マジ?
貫 持ってみる?
律 いい
貫 はあ・・・・お前、タイムマシンに異常反応したな
律 えっ?
貫 まさか、お前のなりたいものって
律 ・・・
貫 どら焼き職人か?
律 何でそうなるんだよ!俺はタイムマシンを作りたいんだ!・・・・あっ
貫 やっとお前の口から言ってくれたな
律 先生・・・
貫 分かってたよ。結構前から
律 いつから?
貫 お前を担当して三日目
律 早くない!?
貫 好きな科目は物理。本棚には小難しい科学の本、タイムマシンの特集組んだ雑誌、ドラえもん
そして、極め付きは休憩時間にずっと書いてるタイムマシンの設計図
律 そっか・・・
貫 まっ、言いたくない気持ちも分かるよ。タイムマシンなんて無理だって、大人はもっと現実見ろっ
て言うからな。タイムマシン作るために大学行くとか、笑われるか引かれるだけだ。
でも、俺は応援するよ。律がそうしたいのなら、俺は律の夢を応援するよ。
律 先生・・・ありがとう。なんかあいつと同じこと言ってくれたのは先生が初めてだ
貫 あいつ?
律 加藤。
貫 あ?加藤君に?
律 うん。あいつも俺の夢を笑わずに聞いてくれたんだ。それどころか、タイムマシンが完
成したら、乗せてくれって。冗談かもしれないけど。すっげぇ、嬉しかった
先生も笑わずに聞いてくれて、嬉しいよ
貫 タイムマシンか、俺も作りたかったな
律 え?
貫 あっ、でも、昔の話な。よく思い出せないし
律 そう・・・
貫 つーか、覚えてないし
律 え?
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