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貫 言ってなかったっけ?俺、記憶喪失なんだ。
律 えぇっ!?
玄関のチャイムが鳴る
律 えぇっ!?ちょっ。
貫 俺、出てくる。
律 待って
貫 お前はこの部屋にいろよ。さっきの変なやつが入ってきたら大変だからな
律 おっ、おう
貫 部屋を出る
律 なんかめっちゃもどかしく、うろうろしたり飛び跳ねてみたりする
貫 (声)律!宅配だ!はんこどこ!?
律 えっ!あっ、待って!
しばらくして、箱を抱えて戻ってくる二人。その箱は人一人が入れそうな大きさである。
二人の後ろに静かに永久が入ってきている
貫 何?
律 さぁ?ってか、先生、さっきの話・・・
貫 お前宛だぞ
律 わかんないよ。
貫 ・・・もし、もしも
律 うん
貫 この中に、さっきの殺し屋もどきが入っていたらどうする?
律 まさか・・・
貫 もしも、もしもの話
律 こっちには銃があるし
貫 そう、だな
律、銃を箱に構えて、貫はカッターで箱を開ける。開けると律は目を輝かせる
律 不二子先生の全集!
貫 道理で重いわけだ。
律 やったぁ!これ、欲しかったんだ!
貫 お前が買ったんじゃないの?
律 いや?そんなお金ないし
貫 誕プレ?
律 違うよ。
貫 誕生日いつ?
律 七月三日。
貫 怪しいな。返品だ。
律 これは本棚に永久保存ですね。
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