第13章

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      神咲が、書類を提出して戻ってくると、黒沢がソファーに座り、頭を抱え込んでいた。  神咲「??黒沢?」  声を掛けると、やっと神咲が帰って来たことに気付いて、ハッと顔を上げた。  神咲「どうした?」  神咲が、心配そうな顔をして自分を見ている。  その顔を、じーっと見ると、やはり しずくの面影がある気がする。  しばらく神咲の顔を見つめていると、神咲の顔が赤くなってきた。  神咲「な、なんだよ?な、何か顔についてるのか?」  黒沢「目…鼻…口…。」  神咲「はぁ!?」
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