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「しずく…?」
黒沢の呟きに、神咲がふにゃりと笑顔になった気がした。
「…くそっ!可愛いじゃないか。」
こいつが男でも、やはり顔はしずくに似ていて可愛い。
どうしたもんか…。
じっと神咲の寝顔を見ながら、優しく頬を撫でた。
「男のくせに、すべすべ。…本当、女の子みたいだな。」
そのまま、優しく頬にキスをした。
「!!やべ…。」
眠っている神咲の頬に、キスをしてしまった。
自分の無意識の行動に動揺した。
そっとその場を立ち去り、リビングのソファーに座ると、頭を抱えた。
「あーーっ!!何やってんだ~オレ…。」
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