第13章

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 夢の中で、迅を追いかけて捕まえた所で目が覚めた。  ふ…と気付くと、きちんと布団が掛けられていた。  あれ…?布団にもぐって…寝ちゃった?    ベッドから出て、リビングに行くと、黒沢がソファーに座り、何やら唸っていた。  神咲「…?黒沢?どうしたんだ?」  「うおっ?!」  気づいたら、正面に神咲が座っていて驚いた。  きょとんとした顔で、黒沢の事を見ていた。  黒沢は、神咲のほっぺを見て、さっきの自分の行動を思い出し、顔を赤くした。  神咲「?黒沢?」  黒沢「え?あ…なんでもねーよ。」  何でもない事なさそうな黒沢の態度に、少し心配そうな表情になった神咲。
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