第13章

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 コンコン!    「おーい!遊びに来たよー!」  玄関のドアが開いて、勝手に雨宮が入ってきた。  「!!こら!迅!何してんだ!?」  黒沢が、神咲の両肩を押さえてせまっている。  急いで2人の間に割って入り、神咲を抱きしめた。  神咲は、真っ赤になって目に涙を溜めていた。  黒沢が、神咲を襲っていると思った雨宮は、一緒に遊びにきた鳳に、黒沢を押さえつけるように頼んだ。  黒沢「お…おい!誤解だって!」  鳳に動きを封じられた黒沢が叫ぶが、雨宮は信じない。  優しく「大丈夫?」と、神咲に訊くと、神咲は 何度もうんうんと頷いた。
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