第4章

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教室に向かう途中で、真野君と自己紹介をし合いました。 「兎瀬桔梗です、特待生同士がんばりましょう?よろしくお願いしますね。甘いものが大好きなので、お土産とかは大歓迎ですよ」ニコツ 雷「////あ、あぁ。真野雷羅だ。よろしく。・・・雷羅でいいぞ」 「雷羅、ですか。かっこいい名前ですね」 雷「そうか?・・・この名前、変だからあんまり好きじゃなかったんだが……好きになれそうだ」 「そうですか?よくわかりませんが、よかったです」ニッコリ 僕はすぐ前に向き直ったのでわかりませんでしたが、その時の二人の顔は赤くなっていたそうです。 僕と雷羅が話しているあいだ随分大人しいと思ったら、先生は話に入るチャンスをうかがっていたのですね。 僕たちの話がいったん止まるとすかさず入ってきました。
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