第4章

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「まぁいいです。それより雷羅の紹介もした方がいいのでは?」 風「おぉ、そうだな。真野、名前と一言言え」 雷「だいぶ大雑把だな。担任が紹介しようという気はないのかよ」 風「んな面倒くさいことはせん」 よく今まで生きてこれましたねぇ。尊敬しますよ。 雷「えーっと、俺は桔梗と同じく特待生として入学した真野雷羅だ。よろしく」 雷羅の自己紹介が終わり、しばらく風刀の「校長のハゲが……」やら何やらの愚痴を聞いているとキレイな音のベルが鳴りました。 ―――――リリーン、リリーン・・・ 「風刀、これはなんのベルか覚えていますよね」 風「?なんだったけか」 ………………。 それでも教師ですか?? こんな教師でSクラスは大丈夫でしょうか。 たしかこのベルが鳴るのは…… 「1時間目の5分前になるベルでは?」 風「あぁ、そう…だ……な」 すべてを言い終わらないうちに、お気楽そうにしていた風刀が突然頭を抱えました。 風「あぁぁあああぁぁあぁ!!!!1時間目始まるじゃねぇか!!」 はぁ、本当に大丈夫でしょうか。このクラスは。
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