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4:18 受信メール1件 彼は緑に光る受信ランプの点滅で目を覚ました。 携帯電話のディスプレイには愛しい人の名前が写し出されていた。 【おはよう。今日はあなたに捕まった日ですね✨私にとってあなたに出会えたことは幸福の始まりでした。これからもよろしく】 2年前のこの日に彼らは恋人となった。 彼女同様、彼にとってもこの日は幸福の始まりとなっていた。 彼女からのメールに彼も返信しようとしたが、それよりも彼女の声が聞きたくなり通話ボタンを押した。 『はい』 「メール、ありがとう。こちらこそよろしく」 『…ん』 眠そうな、気だるそうな声。 「寝てた?」 『んー…、二度寝をしようとしたところ』 「そっか。…じゃあ、おやすみ」 『…ん。おやすみ』 メールと電話のテンションの違いには戸惑う。 もう少し話していたかったし、もっと嬉しそうな声を聞きたかった。 でもまぁ、仕方ないか。 俺はもう一度寝ることにした。
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